150 泥のように眠る

zzz...

午前中は畑仕事、午後はレギュラーの仕事とWワーク生活である。移動の時間があるから恐らく普通の人よりは働いている時間は短いと思う。だが、今までが今までだけに疲労感が半端ない。そしてかつて正規職員だった頃のことを思い出す。

毎日働いて疲れて他に何かすることもできず、ただ1日をやり切ったというある程度の満足感をもって眠りに就く。その頃は恐らく寝床に入って10秒もしないうちに寝息をたてていたと思う。

泥のように眠るという表現が気に入っていてよく使うのだが、なんで泥?考えたことがなかった。なんでもこれは「泥(でい)」という虫らしく(妖怪?)陽の当たるところでは力が抜けてまるで動かなくなるのだそうである。その様をいったのが事の始まりのようである。「泥酔」も恐らくそこからきている。

そんな泥のような眠りが最近の眠りなのだ。

お天道さんが沈んだ後は考え事をしない。という考えに反していた時期からすると理想的だと思う。

かつての仕事も今の仕事も終わりというものが見えにくい。それでも終わりに向かってただ進むだけ。懸命になっている時間はもう終わりの意識さえなくてそれこそがむしゃら。人間、やっぱ疲れなくちゃダメだよ。

そして真新しい朝を迎える。今日という日はどんな日なんだろう。ワクワクする。