225 遠恋の果て
いやはや、ご無沙汰しております。
前回の記事が2020年の夏だからもうここに来てくれる人もいないかもしれないけれどなんとなく書きたい気分になった。
さて、なんだかザワッとするタイトルを付けてはみましたが、めでたく交際2年を突破いたしました。というのが現況です。
とはいうものの、周囲の状況が著しく変化しており、ここに来てもう一つ大きな変化を迎える準備をしている最中でございます。
というのも・・・
実は昨年末に父が他界し、長男としての義務も果たしたかなと思った途端ある考えがふつふつとわいてきていざ実行と相成りました。
それは・・・
物理的距離を縮めるということ。
これだけだとなんと浅はかだとお思いの方もいらっしゃるかとは思いますが、もちろん他にも理由はあります。ここには記しませんが(申し訳ない)
さて、そんな訳で久しぶりに記事にしてみましたが、これがホントの「Happy ever after」になればよいなあと思う今日このごろなのでありました。
224 今年も会えたね
いつまでも絶えることなく・・・
コロナ禍の折、公園ならまあいいかとばかりに恒例のサギソウを見に行った。
思えばチューリップの咲く頃に人が集まることを避けて花の刈り取りを行ったというニュースには心を痛めたが追い打ちをかけるようにその球根を掘っていった輩がいるとかで密かにサギソウはどうだろうかと気になってもいた。
情報を出すのは抑えているのか開花の知らせもなかったが約束したように毎年花を咲かせてくれているはずとかなりあてずっぽうで出掛けて行った。
果たして・・・
そこに涼しげな花は咲いていた。保存会のおじさんたちがそこにいて見て行ってくださいと声を掛けてくれた。木道に足を踏み入れるとそこは変わらずサギソウが咲き乱れていた。俺は写真を撮りまくった。なんら変わることなくその凛とした姿に癒されもした。梅雨明けで暑くなってきた空気さえ沈めてくれている気がした。
ひとしきり木道を一周すると何と言ってここを立ち去ろうかとそればかりを考えていた。保存に尽力をされた方々だからやっぱり「ありがとうございました」だろうなと思いつつ近付くと先に声を掛けてくれたのはやはり向こう。「一鉢いかがですか」去年も買っていて失敗しているから気が咎めたがある目的のため買うことにした。勢いよく咲いている鉢とこれから咲くであろう鉢の二つ。すると1鉢おまけまでしてくれた。しめて400円也。
どんな顔をしてこの花を見てくれるだろうか。そればかりを考え帰路に着いた。
来年は一緒に見に行きたいものだ。
223 優秀な気象予報士
天辺まで咲いたら会えるか?
この時期よく見かける花。それがタチアオイ。
梅雨入りの頃に咲き始めてその花は下から順番に咲いていき、天辺までいったら梅雨が明ける花だという。
花びらを摘むと少しねばついたその元を鼻に着けてニワトリだとはしゃいでいた頃は知らなかったことだ。
しかし季節が廻ればどの植物だって同じ時期に咲くのだろう?梅雨の時期なんてそんなにかけ離れた時期にはならないからな。その話を聞いた時にはそう思っていた。
しかしだ。あれは一昨年のことだったか。梅雨入りしたものの最初に雨が降ったきりでああ今年は空梅雨なんだなと思った。そこでタチアオイの話を思い出し通る道すがら気を付けて見ていると下の方は咲き終わり中を飛ばして天辺に近いところが咲き始めていた。
空梅雨のその年にタチアオイも油断したのかもしれない。こりゃ今年はもう降らないぞと慌てて天辺に近いところを咲かせ始めたといった風情であった。
さて今年はどうなのか?見ると今年は中飛ばしがなく順々に咲いていたようだ。そして天辺の蕾も残すところ3~5つといったところ。「今年の梅雨明けは早いかもしれんね」「じゃあ順調にいけば今度会う時は梅雨が明けてるね」
そんなことを話した。
ただ、タチアオイのほかにも気に掛けなければならない事象がありそうだが・・・。そちらは咲き誇らないでほしいと思う今日この頃である。