95 まさかのツーブロック?

床屋愛好者でござる。

愛好とはいっても最近では行くのは年に1回か2回。このところの安い散髪屋やおされーな美容院と比べて行くとしたら断然ということである。最近は自分でバリカンが多い。

なにより洗髪の後のマッサージが心地よい。なら、もみほぐし屋に行けよってかw

それはともかく、店のオヤジさんに「今日はどんな?」と最初に聞かれるわけなのだが、いつもは大抵「スポーツ刈りで」で済ませていた。短髪にしているのが好きだから、それしかボキャブラリーがなかったからに他ならない。無論細かいところでのオーダーなどしない。馴染みの店だから任せて安心しきっていた。

切り終えた後、後ろ頭を下から上へ撫でるのがとてつもなく好きである。そういえば若い時と比べて髪は抵抗力を失ってきているような気がする。今の感触も好きだけれどね。

今回は何の因果かツーブロックにすることにした。オーダーの時の一瞬間があった床屋のオヤジさん。意外だったに違いない。そしてツーブロックに対するオヤジさんの云々が始まる。

トップも短め(切る前にすでに短めなのだが)にするという段でサイドとバックが白くなりますよと言われ了承する。えいや!もともと白いやん。口に出しては言わなかったがw

トップとサイドの境目ははっきりくっきりとはせずにややグラデーション気味にしてもらった。おとなしめのツーブロックという俺の意は実現化されていく。しかし、そもそもそれはツーブロックなのか?

できあがって髪を撫でてみる。バックだけではなくサイドにもあの感触がある。少しニンマリする。

もうすでに多くの人の目に触れた。短くしたねーとは言われるが、ツーブロックにしたんだーとは言われない。

そうかー。これ、ツーブロックにはなっていないんだな。
ホッとしたような、少し残念なような・・・。