86 夢の土台②「人間関係の土台」

内腿が筋肉痛です。激しかったかな。

そもそも人の世をできるだけ離れようと決めた棲んでいく場所づくりだった。ロケーションも仙人が棲む様な所をイメージしていた。当時はTV番組でも山奥に住む人のレポートをやっていてかなり強固なイメージとなったはずだが、現実的にそのような物件が不動産屋にあがってくるはずもなく、結局隣家まで200mほどのある物件に落ち着いた。

そんな風であったから当時人間関係も外面をよくしていた程度で希薄で例えばたまに家作りを手伝ってくれそうな友もいなかった。何より誰も訪ねてきては欲しくないわけだから至極当然と言えば当然のことである。

しかし、職場の異動もあって何とはなしに気の合う友だちができた。(今では親友といっていいだろう)また、俺のしていることが面白いとも感じてくれたらしく時には手伝ってもくれていた。

だが、俺はそいつに依存するのは避けようと一人ではどうしてもできないようなことに絞って手伝いを頼んでいた。きっとみんなでワイワイ言いながら家を建てていたなら依存云々も考えなくともよかっただろうにそこまでの人間関係を築くことはなかった。

できるだけ自分一人でやるんだ。

それに固執していたようにも思う。実際、ほぼほぼ家の形を作り上げていた。あと少しだったのに。

技術的にはできたということなのだろう。だが、モチベーションは下がる一方であった。

きっと人間関係の土台ができていたならそもそも家を自分で建てようとは思わなかったかもしれない。建てたとしてももう少しましな結果を得ていただろう。

今回、家を諦めると決意したことはまず真っ先にその友に告げた。詫びの言葉と一緒に。彼は笑って許してくれた。(というよりも、俺のこの先を案じてくれた)




今、様々な人間関係を築こうとしている。土台というものを作ろうとしているのかもしれない。焦らずゆっくりと。




この筋肉痛もその一つなのかな(笑)