35 社会の一員

うまくやろうなんてそんなに思わないようにしようと思うんです。

再度社会の一員としての役目をしようと思った。要するに賃金をもらう仕事に就くということだ。

先日面接を受けた。すぐに採用になると思いきや合否の結果は1週間から10日で届くと最後に伝えられた。少し高をくくっていた所があっただけに不安がよぎる。それでも元が能天気な俺、ここがダメなら他を当たればいいさ。と思っていた。

そして面接を受けて4日目の今朝、電話があり採用と伝えられた。嬉しいことこの上ない。やはり必要とされることは嬉しいものだな。

早期退職をして今に至る。その間に前職に少し戻ったりもしたが、それ以外は一人で動いていた。ちょっと嬉しいこともちょっと悲しいこともすごく悲しいこともあった。しかし、それはあの時に辞めると決断しなければ経験できなかったこと。すべてに意味があったように今は感じる。

その期間は俺にとってきっと必要時間だったのだと思う。生きていく中で時には撤退しているかのような時間は誰にでもあるものだろうと思う。時には先の見えないこともあるだろう。

正しかったのかどうかは分からない。ただ俺はそれを享受した。

今、再びあまり自由にならない時間をもつことになるがきっとそれも必要なことなのだろう。