25 コーヒーはブラックで

めったにはありませんがやがて臨界点を迎えると・・・。

昔、ブラックコーヒーをすきっ腹で飲むと胃液が分泌されるのにも関わらず消化すべきものがないから胃を荒らすのだという話を読んだことがある。だから、一人でいるときにはもっぱら砂糖とミルクを入れて飲んでいる。無論サイドに何かある時はブラックなのだが。

この「一人でいるとき」というのが曲者で、ならば、誰かといるときはどうなのかというとブラックなのである。

ブラックの方が圧倒的にカッコイイと思うフシがあったり、健康に気を付けていると思われたかったり恐らくどちらも重要だと思い込んでいるからブラックなんだと思う。

一事が万事なのである。

どうも俺は人前で恰好をつけたがるようだ。見る人が見ればそんな化けの皮すぐに剥がれてしまうのだが、そうと分かっていてもやめられない。

一つに警戒心が強いせいなのかとも思う。隙を与えないようなかっこよさ。土足で心の中に入り込ませないぞといつも構えている自分がいたりするのかなあと思う。

かと思うと簡単に気を許すときもあったり、信頼できると判断するといとも簡単にたがが外れる。どうも両極に揺れるようだ。

そして、言わなくてもいいことまで話すということをしているのかもしれない。結果、どうも重たいヤツだと判断されるのだろうか。その後が続かない。

まあいい。

さて、次にコーヒーを飲む時はブラックだろうかそうでないのだろうか。