84 雪の朝が好きだ。今回は見ることができなかったのだが
別に朝でなくともいいんですがね。足跡のない雪野原を見るのが好きなんですよ。
この画像の時は大雪できれいだったな。
浦沢直樹氏の作に雪の日曜日だったかそんな話を少し思い出した。あまり幸せではない男が雪景色を見るのが好きでその理由が汚いものを隠してくれるからという話だったような(うろ覚え)
俺はそれほどまでに不幸ではないし、この世の中も(それほど)汚いとは思わずに生きているからそこまでの思い入れはないのかもしれないが、やはり足跡一つない雪景色を見ているとそれも分かる気がする。
とかく生活をするうえでもう厄介者になってしまった降雪というものも「どうせ、雪、降っちゃったんだから」と少しのんびり構えるとまた違った景色を見せてくれる。
そんな夜半に降った雪はリアルタイムで起きていて見ようと思えばいくらでも見られたはずなのだがいた場所は積もりもしなかったようだ。未明、パリパリと音をさせながら家路につくと思いのほか雪が積もっているのが暗闇でも分かった。
かといってそれを楽しみにして早起きをした訳でもなく。
雪国の生まれなんだ。スキーはてんでできないのだけれど。