5 Early dawn cyclist~未明のチャリンコ乗り~

「From old closet」を閉じる前にこんなことを書いていました。


4時前に起きていた
自分で明かりをつける家まで走る
西の空には雲がかかり
やけに明るい光を放って
満月が隠れようとしていた

雲の流れが早いから
隠れても隠れても
すぐ露わとなる

ちくしょう、風が強くしかも向かい風だ
足を止めようとは思わなかったが
いつもよりも時間がかかっていた

周りが明るくなるのに気づいて
走りながらも東の空を見れば
思ったよりも明るくなっている空

空腹を感じる
少し休憩とばかりコンビニに寄り
朝飯代わりにサンドイッチを齧る
あと少し・・・

息を切らして最後の坂を上るときに
気付いた
もはや自分で明かりをつける必要も
ないのだなと

今日という日をフイにしてしまったのだが
あまり、惜しいという気にならなかった


気がつけば、この時間は暗い。季節は進んでいる。
足を傷めてから自転車にも乗れていない。
先日、友にそれほどまで躍起になって自転車を漕いでいた訳とその周辺を話した。少し楽になった気がする。