56 心まで温まる冬の汁物系三品

カツカレーはひとまず置いておくことにします。

簡単、チープに体あったまる品を3つほど紹介しようと思う。一度試されたし。

1 しいたけ茶

昆布茶はどこででも手に入るがしいたけ茶となると若干入手しにくいかも知れぬ。以前、土産物でそのまま湯を注ぐだけというのをもらったがしいたけ茶があれば簡単にできる。

しいたけ茶
粒胡椒(ブラック)

これだけである。胡椒入りをいただいたのだが、後でまた飲みたいと思ってもなかなか見つからず自分で胡椒を足してみた。同じ味だ。最近ちょっとミル付きの胡椒を購入したからそれで飲むとやはり香りがたって旨かった。入れる量は好みでいいと思う。

2 重曹味噌汁

常々豆腐に味がしみるとまた旨いのになと思っていた。みそ汁だと相当煮込まないと味はしみない。ちょっと違うのだが、要は豆腐が溶ければいいわけで重曹をちょい足しする。吹きこぼれと量に注意が必要だが、これが濃厚な味噌汁となる。

豆腐
出汁
味噌
重曹

無論全部溶けるわけでなく、豆腐の角が取れたものがほろほろとなって旨い。体も温まる。

3 鰯団子汁

鰯からも結構出汁が出ることを知った一品。

恐らくそんな距離はないだろうという海岸名の浜近くの焼き蛤屋で食したのが一番最初だった。長いこと鰯のすり身を売っているのには気づかず丸のままの鰯を買ってきて自分ですり身を作ったことがあった。だが、ワタと小骨を取るのが苦手で散々なものができあがったのを覚えている。そののちしばらくは諦めていたのだが、鰯のすり身を売っているのを発見した後、見かける度に作っている。

鰯のすり身
海藻サラダ(水で戻すやつ・ドレッシングは使わない)
生姜

椎茸(あれば)
醤油
出汁

葱の細かく切ったものと生姜(チューブで可)とすり身を混ぜる。湯を沸かし、すり身をスプーンで小分けし入れる。(形は気にしなくてOK)海藻を水で戻しておいたものと椎茸は薄切りに葱も別にまた入れてもいい。後は出汁、醤油で味を調整して出来上がりという訳だ。

実はおでんのつみれはあまり得意ではないのだが、この団子汁の団子はほろほろでとても食べやすい。結構大量に作るのだが、煮込むうちに海藻が溶けてとろみがつく。これがまた旨いのだ。

食指が動いたのはあるかな。冬にもってこいの三品だと思うのだが。