59 大掃除とふろふき大根

意外にもあっさりとポトフを食べ終わってしまいそうなわけでして。

大掃除ネタで少し引っ張ってみようか。

引き続きキッチンの整理と掃除。今日は電子レンジ上の食材の整理から。一番多かったのはご飯混ぜ物系、封の開いているものは賞味期限に余裕があっても捨てるべきだと観念する。これ旨かったなあと思うものもまた次に出会った時にでも買っておこう。封の開いているものの賞味期限を見ているとその時々にマイブームがあったことがうかがわれる。

しそひじきなんかよく食べたなあ。

入れてあったかごも汚くなっていたから塩素で消毒がてら水につけておく。その間一服、一服。1年分の汚れくらいならそれだけできれいになる。一服しながら今日の献立を考える。

大根が1本ある。ふろふき大根にしよう。

シンク下の収納は入居以来手を付けていなかった。そこの整理をしながらふろふき大根を作ろう。

自分で作るあの大根の臭みが嫌いだ。米のとぎ汁で炊いてもなんだか匂いは残っている気がした。ネットで調べると臭みを取る方法が出ていた。

よし、今回は丁寧に作ろう。

wもはや掃除はそっちのけである。

まず臭みの成分は抗がん作用があるという。だが臭いものを我慢して食べる方が体には良くないと信じている。皮を厚く剥く。これは貧乏性のせいで今までしてこなかったことだ。しかしもったいないなあ。何々、皮の利用法も載っているじゃあないか。きんぴらか。いいかも知れぬ。

益々調理にのめり込んでいることに気付きながら丁寧を心掛ける。あまりに丁寧にやり過ぎて大根は円というよりは多角形になってしまった。俺、皮むきは苦手。それでも面取りをして鍋にぶっこむ。隠し包丁も入れてね。これが下煮。この間に昆布を水につけ出汁の準備をしておく。米のとぎ汁はないから米を大さじ1お茶パックに入れて一緒に。これで匂いを取るすべての手順を踏んだはずだ。

下煮の間、きんぴら作りに取り掛かる。レシピには調味料を混ぜてから炒めている大根にかけるとあったが、俺流は砂糖(きび砂糖)を先にまぶして味をしみやすくする。調理のさ行通りにするのだ。

味見をするとなんかいい塩梅。ご飯が進みそうな味である。

取り敢えずシンク下もきれいになったし続編があるとすれば次回もキッチンから抜け出せそうにないがまだ時間はあると信じている。