37 ぼろぼろなラガーシャツ

別にラガーマンではないのですけれどね。

もう何年着ているのだろうか。ボロボロになってからも久しくそれでもまだ部屋着として着ている。ジーンズショップで買ったやつだから本物のラガーシャツとは多分正式には違うのだろうが、そろそろ新しいのが欲しくなってきている。だが、ないのだ。たった一つ形状が違うだけでそれを今の代わりにはできない。

それは袖口。

部屋着にしているくらいだからゆったり目がいい。袖口も然り。ピタッと手首にフィットするものは外出用に持っているからただ縫ってあるだけの袖口のものが欲しい。

これがなかなかないのだ。

現状は穴は数か所、裾、袖口が擦り切れ、墨の跡が数か所、ボタンホールは既にボタンを留める役を成さずといった捨てるべきなのを無理無理着ている。部屋着だからいいのだけれど。

今朝、缶コーヒーが飲みたくなって自販機まで行く間に近所の人と遭遇した。挨拶を交わしたが、その時にふといくら部屋着といってもやっぱりこのままじゃなと思った次第である。

物持ちがいいというのとは少し違う。ついこの間まで肌着はヘインズオンリーだから店で見かけなくないのが久しくなってずっと着ていたらやはり穴だらけなのを着ていた。やっと通販で買うことを思い付き大人買いすることでそれは解消されたぐらいだ。肌に合うものに妥協しないということなのかもしれない。