44 頑張れひとりもん

本当は初日だというのに休むつもりでした。

このままただ寝ている訳にもいかぬと起き上がった今朝、痛みが緩和されている。まだ普通には歩けないが通常に近い速度で移動はできそうだ。

勤務初日を延期してもらう気でいたがなんとか行けるかもしれない。行ってみてダメならごめんなさいだ。

ならば少しでもいいパフォーマンスのためにできることは何か考えた。脳裏に浮かんだのはテーピング。サポーターでもいいんだろうか。内出血の兆候がないから肉離れではないのかもしれない。だが医者に行っている暇はない。サポーターを買って来よう。

誰も頼れないなら知恵を使えばいいじゃないか。誰かの助けを待って蹲っているのは性に合わない。少しの無理ならまだきく体だ頑張ろう。

サポーターは痛みに対して劇的な改善の風情を見せはしなかったが、きっと動き回ったとしても大丈夫なように保護はしてくれるだろう。

ただ一時良ければいいのではない。その先もずっと善く動けるようにしておかねばならない。長い目で見なくちゃな。

今日を乗り切ることよりも明日も明後日も笑っていられるように心がけとこう。いつまでも凹んでばかりもいられない。