206 感謝の気持ち

買い物をしてありがとうと言ったことはありますか?

このところすっかりお客さんとお金をやり取りすることが減ってきている。それでも繁忙時にはヘルプで入るからまるっきりなくなったわけでもない。

仕事を始めた頃はお客さんの嫌なところばかり目についたが、最近ではなんかいいなあと思うことが多くなってきている。

何だか災害で大変なことになっているときからそれを感じ始めている。仕事場にいるとよくお客さんから声がかかるがこのところの天候のせいで修理関係の質問をよく受ける。我ながらセルフビルドの経験がここで生きるとは思ってもみなかった。お客さんのニーズの把握ができると何が必要なのかが見えてくる。必ずしも的確とは言えないかもしれないのだがそれでもない頭を駆使して店のアイテムを考え巡らすとその場所に案内する。そうしたことが数多くあった。

案内して買うものが決まり、そのまま会計をすることもあった。会計が終わるとお客さんから「ありがとう」と言われた。はて、自分が買い物をしたときにありがとうを言ったことはあっただろうか。もちろん俺は売る側として「ありがとうございます」というのだが、買う側の時には言ったことがない気がする。

改めて「買ってくれてありがとう」と「売ってくれてありがとう」のキャッチボールはなんかいいなあと思わざるを得ない。

災害復旧のさなかだったからなのかもしれない。だが、基本的な人と人との関係にホッとする今日この頃なのであった。

205 和風スパニッシュオムレツ

和風中華を笑えない(笑)

少し前からとても食べたかったのが自分で創作してみたスパニッシュオムレツなるもの。自分の作るものが食いたいとは何ともおめでたいというか、幸せ者というべきか。スパニッシュオムレツの何たるかを知らないから果たしてこのネーミングは正しいものかどうかわからないのだが、見てくれだけはオムレツなのでまあ良しとしよう。

もうすでにいろいろなバリエーションがあって、入れる具材にも一工夫できるところがマル。基本はキャベツなのだが、干しエビを入れたり、豚バラを入れたり、お得意のミックスベジタブルを入れるのもいい。

今回は長いもすりおろしを入れてみた。恐らく出来上がりはふんわりになるだろう。

さて、作り方はこうだ。

卵のといたものに千切りキャベツ、干しエビ、鰹節、青のり、新生姜のみじんを入れてざっくりと混ぜ焼くだけ。コツはごく弱火にすることだ。

今回は長いもを入れているからひっくり返しにくいと思い少し長めに焼く。フライパンを動かして一緒にオムレツも動くようならひっくり返しのタイミングだ。長く焼くため軽く焦げ目がつくがこれがまた旨い。

両面焼いたらピザカットの要領でカットし出来上がり。今回は中濃ソースでいただいた。

思った通りふんわりの仕上がりだ。

204 白濁汁の話

遠い昔の話。

親元を離れて一人暮らしを始めた頃、やはり酒を呑む機会が多く、大学から離れているところに住んでいた俺は泊めてもらうこともしばしばだった。そんな折、仲間とその中の一人が住むアパートで呑み会をした。ひとしきり騒いであくる朝のこと。

散らかった床に白濁液・・・。賢明な俺は見て見ぬふりをしながらもそれが何なのか知りたかったような気がする。間を置かず次々と起きてきた輩の一人が「〇〇〇~(俺じゃない)こんなとこでしこってるんじゃねーよ(笑)」俺はその液体がなんであるのか知ることとなってしまったのである。酔ってmrmrしたか!

しかし真実は別のところにあった。よく見ればわかったはずである。その白濁液は炊飯器のあった場所のそばにあった。恐らくは吹きこぼれたものだろう。この事実を知った時俺のある種ファンタジーは消え去った。

別の話。

高校の時は体育の時の着替えを教室でしていたが人前で着替えるのがどうもダメでいつもタイミングをずらして着替えていた気がする。

そんなある日。俺の詰襟の学生服の肩のところにべったりと白濁液が付いていた。詰襟は椅子の背もたれに掛けていた。その高さはちょうど股の下あたりになるはずだ。

純情無垢な(笑)その頃、誰にもわからないようなところでティッシュで拭きとったことを思い出した。

その白濁液の正体はいまだ分からないままなのだが。

蛇足だが、別に白濁液フェチな訳ではないと思う。