193 秋の気配を手繰り寄せる
立秋を過ぎて久しいね。
ほんの少しだけ秋の気配を感じている。吹く風だったり、雲の形に。
やがて店に松茸だの栗だのが並ぶ頃になるのもそう遠くはないだろう。
一足早く秋の気配を楽しみたく、大学芋を作ってみた。
思いのほかうまくできた。揚げた芋は香ばしく、たれとよく絡み絶妙なハーモニー。しかしこの画像、牛蒡に見えるのは俺だけだろうか。
おかずなのかおやつなのかは議論が分かれるところであるのだが、試しに一つ食べてみるとこれがまたやめられない止まらない。昼飯を食った後なのにである。
その昼飯はというと天ざるである。揚げ物はこうやって一気にやってしまうのがいい。今回は春菊、舞茸、そして俺が育てた水茄子だ。この水茄子天ぷらにして揚げると甘みさえあって実に美味。舞茸も香りがたって旨かった。
ところでこの暑いさなか、揚げ物をするにはやはり不快である。そこでまた素っ裸での調理である。油のはねさえ気をつければ(それほど)暑苦しくなく調理できる。
実際、普段よりも気を付けるようになったのか油のはねはなかったしな。
そして素っ裸で天ざるを食う。これも夏の醍醐味。おっと、秋を感じたくてしたことなのに。