128 マットレスをめぐる奮闘記

介護関係の記事となります。

今回親父様にショートステイに行ってもらうもう一つの目的にいないうちにベッドをなんとかするというものがあった。

体が動かなくなってくると、セミダブルのベッドでは被介護者も介護者もきつくなってくる。今の時点でベッド自体に問題はあまりないのだが、当然寝具もセミダブルサイズ。これを管理するのに辟易しているわけである。

親父様、失禁が多い。ほぼ毎日シーツを洗うことになる。しかも防水のシーツのキャパを超えるほどの量になってきたからマットレスも濡れる。洗濯できるはずはないから、叩きぬぐった程度で消臭剤をかけて凌いできたが限界を迎えていた。

そこでベッドはそのままに上物をシングルに替えることにした。できるだけあるものでと考えリビングのマットレスにもなるソファをそれに充てる。ここで計算違いが生じていた。このマットレスソファ、セミダブル仕様だった。てっきりシングルだと思っていた。

そこで、このマットレスをビニールで防水の加工をして、その上にシングルの敷布団を敷くことにした。考えようによってはベッドサイドで着替えるときに下が固いものよりはいいだろう。

次の問題は古いマットレスを捨てることだった。前住んでいた自治体ではスプリングの入ったマットレスは引き取らなかった。今のところは市のサイトを見ても記述がない。果たして大丈夫なのか。

本当にスプリングが入っているのか確認をした。というのは購入時丸めて売っていたからもしかしたらと思ったのだ。スプリングが入っているにしても金属ではないかもしれない・・・。開けてみるとやっぱり金属のスプリングだった。不安は拭えないが、もう破ってしまったものをそのままにもできず速攻市の集積場に持っていくことにした。車に載せるのも一苦労だった。だめなら買ったところに頼めばいいかと心積もりをし、集積場に着いた。引き取ってくれるということで胸をなでおろしたが、それでことはすんなりとはいかなかった。

集積場のおじさんは「あ、これは〇〇〇(なんて言ったか忘れた)ですね。だとしたらあっちです」移動するとこれはスプリングが入っているからあっちですとのこと。たらいまわしか!と思いが過ったが、〇〇〇という専門用語はそういうことだったのかと分かりやすければそんな手間にならなかったのにと思いながら元の指定された場所に行き事情を説明する。ここでやっと手放すことができた。あーよかった。

やっぱり余裕がないとこういうことはできないなと思いながらショートステイに出したことことで生まれた余裕なんだと確信した。

その足でシングルの掛布団と敷布団のシングルのシーツを買いに行った。

その親父様も今日帰ってくる。

教訓:介護用のベッドはシングルであるべき。